1985-06-05 第102回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第9号
○説明員(高木俊毅君) 私ども一応現在のところ会社側からの説明でその状況を今掌握しようとしているわけでございますが、会社側の説明によりますと、いわゆる先生今御指摘の鉄の扉を閉鎖したということで通気制御を行ったわけでございますが、当炭鉱でございますけれども、この排気でいわゆる排気を吸い出しているというのが通気のとり方でございまして、排気坑道を申し上げますと、例えば排気立て塊あるいは南側の第二斜坑の坑口
○説明員(高木俊毅君) 私ども一応現在のところ会社側からの説明でその状況を今掌握しようとしているわけでございますが、会社側の説明によりますと、いわゆる先生今御指摘の鉄の扉を閉鎖したということで通気制御を行ったわけでございますが、当炭鉱でございますけれども、この排気でいわゆる排気を吸い出しているというのが通気のとり方でございまして、排気坑道を申し上げますと、例えば排気立て塊あるいは南側の第二斜坑の坑口
○説明員(高木俊毅君) 先生の御質問でございますけれども、六片の入気坑道に連絡いたしております戸門等が壊れたということで、これは災害のときに三個あったものが全部吹っ飛んでしまったわけでございますが、その結果この入気坑道南二卸から入っております入気が、いわゆる立て坑に通じます排気坑道に直結したような形で、ちょうどいわゆる電気で言えばショートサーキットみたいな形になったことは事実でございます。
炭鉱は、三日、二番方より通常操業を再開しましたが、翌四日早朝、主要排気坑道である飛島連れ卸坑道の坑口から約四・一キロメートル地点で落盤がありました。この事故による罹災者はなく、当該落盤箇所の復旧作業も順調に進み、六日深夜までに坑内奥部のガス排除も完了したため、その後通常の操業に復したところであります。 次に、南大夕張炭鉱事故の概要等につきまして御報告申し上げます。
○説明員(高木俊毅君) 当鉱は非常にガスの多い炭鉱であることは先生御指摘のとおりであるわけでございますが、御案内のとおり炭坑の種別を法制上は甲と乙とに分けておるわけでございまして、甲種炭坑の指定というのもこの炭鉱は受けているわけでございますが、その基準になりますのはいわゆる排気坑道中のガス濃度だとかあるいは採炭作業場の気流中のガス濃度等、あるいはそういう通気をとめた場合にはどういうガスの停滞があるか
避難所は有明区域では救急センターと言っておりますが、入排気坑道の目抜きを使ってつくってございます。このように避難所を目抜きに設けますと、入排気間の通気圧差によって多少の漏風が考えられます。しかし、掘採部内の避難所の設置位置は掘進作業の進展に伴って逐次移動させる必要もありますし、また入排気いずれの側からも容易に到達できる場所にあることが要求されます。
これは、この現場実態を調査してみますと、時間帯で言うなら、一時三十五分に災害発生の状況があって、そして一時五十分に坑内誘導無線による火災発生に伴う連絡があって、二時五分に排気坑道を通じて退避せよという命令を出した。この間十五分間あるんですよ、局長。
今回、極めて多数の犠牲者を出しましたのは、本来退避してまいります排気坑道の立て坑に近い部分から逆に煙が逆流してしまったという不幸がございまして、こういった大事故につながったわけでございまして、今後はこういうことのないように必ず避難訓練については坑口までの各種坑内災害を前提におきまして設定いたしまして、坑口までの避難訓練を徹底化するという形によって緊急時に間違いなく対応できるような状態をつくり上げていきたいというふうに
○石井政府委員 お尋ねの第一点の方でございます、最初に排気坑道を通って避難せよ、退避せよという指令が出、次いで籠居せよという指令が出たというお話でございます。
○多賀谷委員 本委員会が調査団を派遣して会社側に会いましたときに、指令センターは退避避難命令を、十四時五分、排気坑道を通って退避するように指示した、十四時二十二分、巻き場風道から脱出経路に当たる坑道に濃煙が流れているという連絡があったので、十四時二十六分、戻れ、救急センターに籠居せよと指示した、こういう説明を我々にされたのです。まさに説明は二重になっておるわけですね。
○石井政府委員 最初の避難命令が出されましたのは、先ほど申し上げましたように排気坑道を通じて全員避難せよ、退避せよということで十四時五分に出されておりまして、先生御指摘の十四時二十六分につきましては、先ほど申し上げましたように避難通路で、かつ立て坑に一番近い部分から黒煙が出てしまった、そこで退路が遮断されたということでございます。
そういうさなかにおきまして、先般八月二十七日に坑内の主要排気坑道から自然発火が起こりまして坑内火災に至る重大な災害を惹起いたしました。まことに申しわけなく存じておる次第でございます。
○林参考人 今次起きました災害は、主要排気坑道で起こっております。いま議員の御指摘がございました三池の例もございましたが、ここなら大丈夫だと一般的に思われます主要排気坑道で災害が起こった。具体的には南排気斜坑と言っておりますが、南部区域の主要排気坑道、毎分三千四百立米の風が流れております大きな排気坑道でございます。そこの炭層を縫っておりました個所の拡大工事中にこの自然発火が起った。
そしてまた、現場の要請に応じて局所の拡大というものが進められておりますけれども、局所と局所の中間の排気坑道はかなりの高温に達しておる。したがって、その冷房対策を進める必要がございます。 それから二番目に、高湿度対策として水抜きと揚排水の強化による湿度の引き下げを図らなければ、少々温度を下げましてもやはり健康に非常に大きな影響を与えると考えますので、高湿度対策も重要でございます。
この声を裏づけるように、事故のあった十一日には、午前十一時半、午後零時半の二回、海面下六百メートルのところにあるN1マイナス600レベル南八番層とその上層を走るマイナス515レベル南八番坑道とを結ぶ排気坑道(=十八号坑道)でハッパがしかけられました。」
それで、その排気がマイナス五百十五メーターのレベルの立て入りを通りまして、排気坑道の方に行くということでございます。したがいまして、通気は六百メーターレベルの立て入りから入りまして、南八番層を通って、それから十八号の昇りを通って五百十五メーターレベルの南八番層坑道から入ってまいる。
密閉すれば、二本あった排気坑道の一本が現在も密閉されておるために、坑内の風量が制限されて、ガスの発生、爆発が起こりやすい条件になっておった、こういうこともガス爆発の一つの大きな原因だと言われているのですが、これはどうなんです。
その点につきましては、先般御説明申し上げさしていただいたかと思いますけれども、北炭の排気立て坑、これは八月の自然発火による排気坑道の火災がございました。これはその後密封をいたしまして消火をしたというふうな事実がございます。したがいまして、今回事故が発生いたしました七片とは完全に場所の違うところでございます。
ただ、今回の事故の一つ前に自然発火がございまして、排気坑道で煙が出たという事故がございました。私どもはこれを重視いたしまして、早速調査を実施いたしますとともに、その対策といたしまして、専用の通気坑道を設定しなさい、それからボーリングの残坑部の閉塞をやれ、それから集中管理システムの拡充をやれ、消火設備をもっと強化しろ、こういう指示をいたしました。
事故発生の状況でございますが、以前に湧水量がふえておったわけでございますけれども、八月二十三日に同地方を襲いました台風六号の影響で、西原の排気坑道からの流入水及び地下浸透水等で、水量が一分十三ないし十四立方メートルに増加したという状況になっておりまして、このような湧水量の増加に対しまして、揚水のポンプアップの公称能力は二十二立米ということでございますが、八月二十六日の正午ごろから、三立米の能力を持っております
この災害は、十二日二十二時三十分ごろ、排気坑道で煙が流れているのを巡回中の係員が発見したのが端緒でありまして、災害の発生個所は、前回の災害のありました西部立て坑の坑底から約四千メートル奥に入りました東一斜坑右一片坑道で、最初の発見者が発見しましたときは付近のワク、ベルトが燃えていたのであります。
六月十二日二十二時三十分ごろ、排気坑道で煙が流れているのを発見いたしました。その火源の確認をさせましたところ、東一斜坑右一片坑道の一卸切りかえ坑道分岐個所のベルトコンベアーが燃えているのを発見いたしたわけでございます。 この災害の通報を受けましてから、保安技術管理者の指示によりまして、入坑しておりました二百三十名は無事避難昇坑いたしました。
東三登川八番一号払いでありまして、六月二十四日から採炭を開始し、約三十二メートル進行しておりましたが、七月十七日午前九時十九分ごろ、登川八番層坑道ガス抜き坑道の担当係員から坑外事務所の砿務副長に対し、誘導無線によって、何ごとか発生したのではないかとの連絡があったので、副長は直ちに各所に対して異常の有無の検査を指示したところ、主要扇風機の電圧に異常を感じたこと、坑内がすべて停電したこと、登川区域の排気坑道
で、いわゆる排気坑道、通気坑道あるいは運搬坑道、こういったものがこん然となっている場合が多うございまして、保安に関する予算といいますのは、この十六億だけのものではなくて、これは全くその保安以外には使わないというのが十六億の補助金でございますが、それ以外に坑道掘進補助金とか、またこの十六億以外に、いろいろな融資の面でも、合理化事業団融資の面でも保安機器等についての融資ということも考えておりますので、そういった
○説明員(佐々木茂行君) 私採掘の専門家でございませんので、この点につきまして、部内におきまして担当の者の意見を聞きましたところ、御指摘の地点におきましては、七片坑道と八片坑道とが両方一緒に掘進されているようである、したがって八片坑道を人気坑道とし、七片坑道を排気坑道とする場合は、六片坑道がなくても入排気には差しつかえないという意見がございましたので、私もおそらくそのようなことではないかと推察いたしておる
現在、右のほうに書いてございますが、西部十尺排気坑道の上、すなわち左の端から大体五百二十五メートルくらいのところまで進出をいたしておりますけれども、その先は煙が多く温度が高いので、現在この西部マイナス七十メートル下盤坑道を二つに仕切って、先の煙を払いながら救出作業に当たるように計画いたしておるような次第でございます。 簡単でございますが、以上で終わります。
ただ、これは入気側は全部密閉したのでございますけれども、完全に包囲密閉というわけじゃございませんで、排気側のほうは、なおいまだに煙等が出てまいりまして、なかなかこれの密閉は、密閉作業それ自身が非常な危険を伴いますので、これにつきましては密閉をせずに、排気坑道にのれんをたれまして、通気のコントロールをやる、こういうようなことで現在やっておるような次第でございます。